情報化社会における道場のありかたについて

2017年12月8日

柔術の技術は本当に奥深く、私自身もまだまだ日々新しい発見があります。
これだけ練習して技術の研究を続けててもまだまだ新しい発見がある、しかも最新技術ではなく基本技術のちょっとしたコツ。
今日はハーフをパスする時にクローズドガードに戻されないコツを新たに覚えたし、脇差しパスの新しいディティールも発見しました。

私自身は先生がいないところからスタートしてほぼ独学で柔術を学んできたので、現役時代は最前線で使われている技術の習得が必須で、なかなかベーシックをより深く掘り下げる
ところまでは時間が回りませんでした。

正直な話「もっと効率的に早く強くなるために先生に習いたい」と思ったことも何度もあります。
当時はそこまでセミナーとかもなく教則DVDを見てひたすら技術練習はしましたが、それだけでは限界がありました。

しかし、これは私自身が黒帯になってそれなりに経験を積んだ今だから分かるのですが、黒帯だからと言ってみんながベーシックを本当にしっかり出来るとは限りません。

10年前、紫帯の私が、本当に柔術の根幹を習いたいと思った時に、全ての疑問に答えてくれるような先生は多分当時の柔術界では片手で数えるほどしかいなかったと思います。
そしてその状況は10年経った今でもそこまで変わっていないような気もします。

その状況を変えてゆくのが今の新世代の道場の役割なのかなと思っています。

少し前にホリエモンが
「寿司屋で10年も修行するのは馬鹿げてる、今は3か月で学べる」という発言をして物議を醸しだしたことがあります。

過激な発言で炎上するのも分かるのですが、これは真理をついていると思います。
実際に私のFBの友達には寿司屋の専門学校に3か月通って立派に寿司屋の店主を務めた方もいます。

ベーシックなディティールを突き詰める、競技の最前線で使われている技術に対する理解を深める、これが競技柔術で勝っていくための両輪だと思っています。

最前線の技術は常に進化しているので自分で研究することが必要不可欠となってきます。
必然的に時間も労力もかかります。
だからこそベーシックな部分については指導者が明確な答えを出して、可能な限り最速で身に付けてもらう努力をすべきだと思っています。

時代は情報化社会なので、本当に最速で強くなりたい人はベーシックはオンライン教則なども駆使してどんどん身に付けて、残りの時間で最新技術の研究とフィジカルトレーニングに充てる、その位の合理性を持った道場や人間が出てきた時に日本と世界の差は埋まっていくのではないかと思います。


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