モダンorオールドスクール?

2015年11月25日

現在世界柔術の舞台ではモダン柔術と言われる戦い方が当たり前に繰り広げられています。
それに対して流行りに左右されることなくベーシックな技術を磨き勝負をする選手もいます。
果たしてどちらが有効なのでしょうか?
日本のトップ選手を例に考察していきたいと思います。
火曜と木曜の昼はトライフォース新宿で行われるコンペティションクラスに参加させて頂いています。
主要メンバーを挙げると

芝本幸司(トライフォース)、中村大輔(グラバカ)、大塚博明(フィジカルスペース)、山田秀之(デラヒーバジャパン)、鍵山士門(デラヒーバジャパン)、嶋田裕太(ネクサセンス)、と早々たるメンツです。
間違いなく日本でトップクラスの練習会でしょう。

技術的には当然ながらみんな一級品です。
ベリンボロが出来ない人もワームガードを知らない人も当然いません。
それではそんな競技柔術の頂点にいる選手同士がスパーリングするとどういう感じになるのか興味ありませんか?

まず両者引き込みからのダブルガードの攻防は現在のルールだと20秒以内と決められているので練習でもそこまで拘ってやる人はいません。
2年位前までは僕と芝本さん、大塚等は結構やっていたかもしれません。
現在は基本トップとボトムの攻防が繰り広げられており、その中でどちらかがお尻を付いた状態からベリンボロの攻防になることが多いです。
当然トップから狙っていくことも普通にあります。
ライイングレッグドラッグの流れからそのままベリンボロの攻防に突入したりします。
トップとボトムの攻防の中で普通にベリンボロが繰り広げられているといった感じでしょうか。
50/50も当然のように使われています。
50/50をベリンボロで切り返したりといった攻防もよく見られます。
ワームガードはやる人とやらない人に分かれますがそれも基本型だけでなく人によって独自の形に変化させたりして使っている人も多いですね。
ここまで書いてきてやっぱりモダン柔術全盛なのか、と思った方も多いかもしれませんがそれでもベーシックな攻防の方がメインを占めています。
ハーフで足を抜く、抜かせない、みたいな攻防なんかも当たり前に繰り広げられています。
傾向としては50/50やワームガード等まともにパスガードするのが難しいガードに対しては上手くベリンボロ系の技術を用いてスクランブルの状態を作ることで対応することが多いですね。

肉体的な才能に恵まれた人は超人的なパワーでガードを粉砕し強烈な極めで1本勝ちの山を築くことも出来ると思いますがだからといってベーシックだけで50/50やワームガードに対応出来るとは限りません。
持てる武器はなるべく多くしておくことが現代の進化した競技柔術で少しでも勝率を上げていくことに繋がっていくと思います。
まあ結論としては当たり前ですがベーシックは必要だけれどもモダンも出来ないとレベルの高い戦いにはなかなか勝てないよということですね。


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