怪我を防ぐために②

2016年2月27日


前回脇腹の怪我について書きました。

怪我を防ぐために


他にも首や腰、膝や肘等ある程度年月を重ねていくとどうしても怪我はしてしまいます。
今日はその中で指の怪我について書きたいと思います。

道衣の袖やズボンの裾を思いきり掴む人は多いですが相手が切ろうとしているのに何がなんでも離さないような人は指の怪我に繋がりやすいと思います。
襟はまだ切られても比較的痛めないと思いますが袖やズボンの裾の掴みを切られるとかなり指に深刻なダメージを負います。
なので袖やズボンの裾を掴む時はそこまで強く握らず相手が掴みを切ろうとしてきた時は自分から離す位の方がいいと思います。
離しっぱなしだとパスガードされてしまうのですぐに違う所を掴むようにして下さい。
逆に言えば相手のグリップを切りに行く時はまず少し軽めに切りに行きます。
それで切れないようであればもう少し強く切りに行きます。
それでも切れないようであれば思いきり全力で切りに行きます。
切りに行く方としては出来れば最初の段階で離してほしいかなと個人的には思います。

切りに行く方は最初はそこまで強く切りに行かない、切りに行かれた方は相手が軽めに切ってくれていくうちに離す、こういうことを自然に出来るようになるとガチスパの中でも怪我はしない、させないの信頼関係が出来てきます。

この「相手がグリップを切ってきたら早めに離す」ということを実践していると指の怪我をしにくいということ以外にも2つの重要なメリットがあります。

1つ目は「ガードの切り替えがスムーズになる」ということです。
早めに離してそのまま何もしなければすぐにパスガードされてしまいます。
掴みを切られた方は瞬時に自分の態勢を判断して次のガードへチェンジしていく必要があります。
限界まで頑張って掴んでいる人は多分切られた後のことをあまり考えていないことが多いような気がします。
早めに離すことで次のガードやリカバリーを早い段階で考えることが出来るようになります。

2つ目のメリットは相手がグリップを切りに行こうという動作を察知して自分から離せるようになるということは相手がグリップを切りに来るタイミングが分かるようになるということです。
試合の時は早めに離してなんて悠長なことは言ってられないですがそれでも道衣をずっと強く掴んでいるとどんどん前腕に疲労が溜まってきます。
相手の切るタイミングが分かっていれば普段はそこまで強く掴まず相手がグリップを切りに来る瞬間のみ強く掴む、そんなことが出来れば無駄に前腕が疲労することもないのではないでしょうか?

是非実践してみて下さい。


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