美味い料理を作るが如く②

2016年3月7日

上手い料理を作るが如く②
前回の続きのWEBです(笑)
基本的な道具の使い方を覚えたらいよいよ実戦に入ります。
私はバイトだったので基本的に鍋は振らせてもらえず主に仕込みが中心でしたが休憩時間のみんなの賄いとかはたまに作らせてもらっていました。
まあお客さんに出すわけではないので気楽に教えてもらってましたがそれでも実際に料理を作るのは難しいものです。
火加減や調味料を入れるタイミング等は実践経験を積まないと上手になりません。
柔術で言えばこれはスパーリングにあたります。

最初はタイミング等が合わなかったり塩を入れるタイミングで醤油を入れてしまうかもしれません。
あるいは手順が多く次に何をするか考えているうちに鍋が焦げ付いてきてしまうかもしれません。
でもこういった失敗を何度も繰り返しているうちにそのうち自然と上手くなっていきます。

スパーリング中に気を付けてほしいことが幾つかあります。
1つ目は「フライパンでうどんは茹でられない」ということです。
要は作る料理によって使う道具は変わってくるので美味しい料理を作るために使う道具の選択を間違えないようにすることが重要だということですね。
クローズドガードの中にいるのに無理矢理極めを狙うのは例えるならフライパンでうどんを茹でるようなものです。
誰もが当たり前にうどんを茹でる時には鍋を使うようにクローズドガードの中にいる時はまず相手のクローズドガードを割りに行きましょう。

そしてもうひとつ大切なのが失敗した時のリカバリーです。
思ったよりも焦げてしまったら焦げ目を丹念に剥がしていったり、煮詰めすぎて水分が少なくなってしまったらすぐに水を足したり、それに伴って味を微調整したり。
柔術でも同じですね。
スイープを仕掛けてそれが失敗した時にすぐにリカバリーが出来ずにカウンターでパスされてしまうのはよく見る光景ですが失敗してしまった時にすぐにリカバリーする練習はスパーリングの中でしか出来ません。
「今日のテクニックはラッソーからのスイープを失敗した時に相手が仕掛けてきたパスへのリカバリーを紹介します。」

うん、あまり聞いたことがないですね(笑)
スパーリング内で習った技術を試して失敗して改良して、の繰り返しで技の精度は上がってきます。
スパーリングを沢山やるのは一見根性論のようにも思えますが実は一番効率よく強くなれる方法だと思います。
まずは技術練習によって使える道具を増やす、それをスパーリングで試す、スパーリングで出た課題を打ち込みなどで修正する、これが一番ベストなのではないかなと個人的には思っています。

最後に

クローズドガードの中から極めを狙うのはフライパンでうどんを茹でるようなものだと言いましたが基本をしっかり抑えた人がやれば鍋で茹でた後にフライパンで焼きうどんを作ることも出来ます。
基本を抑えていない人は直接フライパンで焼きに行くでしょう。
何事も基本をしっかり抑えておけば応用もきくということですね。


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