力の使い方について その3

2016年7月4日

前回は同体重の相手に対しての力の使い方のお話でした。
力の使い方についてその2 はこちら

今回は身体の大きな人が試合で勝っていくためにどのような点に気を付けて練習すべきかを書いていきたいと思います。
私も含めて軽量級の方はガチスパをガンガンやればある程度までは強くなります。
ところが重量級の人がガチスパをガンガンやってもなかなか試合で勝てるかというと一概にそうとも言えないです。

私自身軽量級で良かったと思うのは自分より大きい人と練習することで必然的にスパーの中での力も付いたしテクニックが無ければ当然やられてしまうのでテクニック自体も磨かれたと思います。
これが重量級になると基本力でなんでも出来てしまうことが多くなってきます。
力で脇をこじ開けて力で腕を捻じ曲げて力で無理やりスイープして・・

これらは道場内の練習で体重差のある相手にはかかりますが実際に試合で同じ体重相手になったらどうでしょうか?
当然力で脇は開きませんし力で腕を捻じ曲げることも出来ません。
練習でもっとテクニック重視の練習をしておけば良かったと思うことでしょう。

「力が無いのがいけないんだ、無ければもっと付ければいいだけじゃん」

こういうことを言う重量級の方がたまにいます。
確かに同階級であれば力がないのは言い訳出来ませんがどう頑張っても60キロの人が筋肉で100キロまで体重を増やせるわけがありません。
生まれ持った体格を無視して「力が足りないから弱いんだ」というのは横暴ですね。
多分こういう人はそのうち軽量級の人にスパーを避けられるようになり結局テクニックを磨くチャンスをつぶしてしまうことでしょう。

ではどういったスパーリングを心がければいいのか。
私自身は自分より軽い階級の人や女性とスパーする時はなるべく展開を沢山作ることを心がけながら練習しました。
例えば相手の煽りに対して筋力で耐えられる場合でもあえて煽られてその状態からどう対処するかを練習したりパスガードにしても体重で押し切るのではなくあえて抵抗させそのリアクションに対して逆をつくような練習を心がげて来たつもりです。

また私が知っている黒帯の重量級の柔術家もそのような感じで練習されてる方が多かったですね。
勿論それだけだと力を使う練習が出来ないので同階級の相手とはしっかり力を使った練習をすべきだと思います。

軽量級の方も重量級の方も練習の仕方を工夫してテクニックを磨いていって欲しいですね。


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