金古一朗 柔術セオリー大全 【VIMEO】

2024年6月21日

ガードディフェンス編

1.自分の膝は常に胴に引き寄せること。足と胴の間に隙間を作らなければパスは出来ない。

オープンガードでパスをされないために非常に重要な概念です。基本的にしっかりとガードでディフェンス出来ている状態以外では足を伸ばし切らないよう心がけましょう。

2.有利な時には距離を詰めてしっかり密着しよう。不利な時は突き放そう。
これは柔術に限らず全ての組み技格闘技に共通する原理です。
例えばハーフガードで脇を差すという有利な状況を作れたならば差し替えされないようにしっかり密着することが大切です。逆に相手にパスガードされそうな状態で必死に相手にしがみついている初心者を見ますが、ピンチの時こそしっかりと相手と距離を取ることを意識しましょう。
3.そのグリップ本当に必要?最後にあなたを救ってくれるのはグリップではなくてフレームだ。
ガードを作ることに必死になっている人は常に相手をグリップしようとしています。両足の間に相手の両足がある場合は積極的にグリップを作っていっていい状況と言えます。ただし、一本でも足を超えられたならばグリップからフレームに考え方を切り替えていく必要があります。
ゲームの最中、目まぐるしく変わる戦局に対してスムーズに気持ちを切り替えその都度やるべきことをやっていくことが大切です。

4.フレーム作って押し返してない?フレームは支えるだけ。

フレームを作るのは腕ですが、腕というのは体の部位の中でも非常に非力です。その非力な腕で相手を押し返すと、非常にスタミナをロスしますし、最終的には相手のプレッシャーに負けてしまいます。なので、腕のフレームは相手をストップするためだけに使い、押し返さないこと。ストップしている間により強い部位である足を入れ込みましょう。

5. 脇を差されたら死んだと思え。近距離での攻防は脇の差し合いが生死を分ける。
これは特にハーフガードにおいて最大限に気をつけねばならない事項です。
今までもフレームについて説明してきましたが、そのフレームが打ち破られた際の最後の防衛ラインが脇の差し合いになります。絶対に脇だけは差されないようにしましょう。逆に脇を差すことが出来たならば、一気に形成を逆転することも可能となります。
6.ピンチの時こそ頭を相手に近づけろ。その勇気が自分を救ってくれる。
ガードが破られそうな時はどうしても恐怖心から相手と距離を取りたくなるのは自然の摂理です。ですがその気持ちをぐっとこらえて頭を相手に近づけてみましょう。多くのトップ選手が自然にやっているような、インバーテッドしながら足を入れるムーブは、頭を相手に近づけていくところからスタートします。足を入れたければ思い切って頭を相手に近づけていきましょう。
7. パスされそうな時は冷静に自分の体の動く部位を確認しよう。足が自由であれば足を回す、腰が自由であれば腰を浮かす、上体が自由であれば上体を起こしてエスケープしよう。
パスされそうになった時は自身の自由な部位を瞬時に判断することが大切です。パスガードの初期段階において足、腰、上体全ての自由が効かないことはほぼありません。全ての部位の自由が奪われる前に自由な部分を動かしていくことが大切です。
8.崩しながら守れ。相手を固定しながら守るとグリップ頼りになる。相手を崩すことでガードしていこう。
強力なグリップはガードディフェンスにおいて大きなアドバンテージを与えてくれる半面、指自体に深刻なダメージも蓄積させていきます。とはいえしっかり握っていないと相手に攻められっぱなしになってしまう・・
ガードディフェンスにおける永遠のテーマみたいなお話ですが、かなり悩まれている方は多いのではないかと思います。
相手の攻めに対して逆に土台を崩してあげる、相手のベースを不安定にさせることで相手にグリップを切ることをあきらめさせることが大切です。
9.チャンスの後にピンチあり!攻撃の後は必ずディフェンスの意識を持つようにしよう
スパーリングや試合時において攻撃に意識を全振りすることは非常に危険です。特にガードからのアタック時において一瞬で天国から地獄に急降下するような状況というのは少なくありません。スイープやサブミッションのアタック時、もしそのアタックが成功しなかった場合のバックアッププランを常に考えながらアタックしましょう。
10.足が効かなくとも諦めず、最後は腹ばいになって逃げよう。
最終的な局面でのディフェンスとして、腹ばいになりつつズボンを掴んでガードに戻しましょう。以前に自らの体の動く部位を確認せよ、という項がありましたが、今回は腰を素早く回転させることで腹ばいになることが出来ます。

ガードアタック編

11.相手の重心を崩すためには重力を使おう。上体の上げ下げとお尻の上げ下げを最大限に利用しよう。平面な寝技ではなく立体的な寝技をしよう。
例えば後転系のスイープはお尻を上げることで相手を崩していきます。逆にバタフライやシッティング系のガードは上体を起こす、そこから寝ていくことによって相手を崩します。相手の重心を崩すために自らの上体やお尻の上げ下げを使うことは非常に重要です。自らの体を立体的に使うことで相手はディフェンスがし辛くなります。
12.スイープへの第一歩は手の平かお尻をマットに着かせることだ。
私自身は相手のお尻か手をマットに付けさせることをガードからのアタックにおける最初のゴールに設定しています。大技で一気にスイープや極めることもたまにはあると思いますが、いつも出来るとは限りません。確実にスイープするために必要な概念として是非取り入れてみてください。
13.最後はズボンを持って立とう。あなたを最後に救ってくれるのは名もなきスイープだ。
前項では相手の手やお尻をマットに付けさせる重要性を説きましたが、相手のベースを崩したならば最後はズボンを持って立っていきましょう。
非常によくあるミスとして、スイープを焦って取りに行こうとするあまり足を持たずに立っていき、結果として足を引かれて耐えられてしまうパターンはよくあります。焦らずにしっかりとズボンを持って立っていきましょう。
両足を制されたまま耐えれる人間はほぼいません。
最強のスイープは名もなきズボンを持って起きるスイープです。(最近ではレッスルアップという名前が定着しつつあります。)
14. 相手の重心移動のタイミングを見逃すな。そのタイミングに技を合わせれば力を使わずに相手を返すことが出来る。
スイープアタックにおいて相手の重心の位置を感じることは非常に重要です。
相手の重心の位置を気にせずにスイープのアタックを仕掛けても、効果的に相手を崩すことは出来ません。常に相手の重心の位置を感じながらガードするようにしましょう。
15.スイープと極め、バックを複合的に狙うことでアタックの成功確率を上げていこう。
スイープを耐えようとする相手は脇や股が空きやすく、サブミッションやバックテイクに繋げやすくなります。また、サブミッションやバックをディフェンスしようとする相手からは逆にスイープを取ることが出来ます。
どれか一つを狙うのではなく、これらを複合的に狙っていくことが大切です。

16 技を仕掛ける際は呼吸の継ぎ目を狙え

17 力の使いどころを理解することでスタミナの消耗を最小限に抑えよう

トップポジション編

18 クローズドガードには入るな。

19 スタンディングベースは上体に触らせない。コンバットベースは脚に触らせない。得意なベースを選択しよう。

20 常に足の裏を体に当てさせないことに気を配ろう。

21 相手が特定のガードを作れないポジションをひたすらキープしよう。そこは自分にとって有利な場所だ。有利な場所をキープしているとそのうちにパスさせてくれる。

22 体を起こした相手には襟を掴もう。大切なことなのでもう一度。カラードラッグで頭から突っ込みたくなかったら襟をしっかり掴もう。

23 常にプレッシャー(体圧)をかけていこう。プレッシャーは相手の正常な判断を狂わせ、ミスを誘発してくれる。

24 相手の足、腰、上体、いずれかの自由を奪おう。

25 パスの最中に組み手を変える時は細心の注意を払おう。

26トップからは基本的には対角の襟は持たないようにしよう。

27 組手争いはほどほどにしよう。相手にいいところを取らせてそれを解除するのはとても良い練習だ

28 脇を差されたら股を差せ!

29 すぐにパス出来なくても焦らないこと。自分がパス出来ていないのと同様に相手もスイープ出来ていない。

30 パスガード後は相手の脇を制していこう。それによってフィニッシュ率は上がり、逃げられる確率を下げられることが出来る。

31 パスガード後脇を制せない場合は絞めを狙っていこう。ダブルアタックは相手の判断を狂わせるのに最適だ。

32 力の使い所を理解することでスタミナの消耗を最小限に抑えよう

試合編

1 試合は先取点を取った方が圧倒的に有利だ。取れるものはアドバン一個でも先に取ろう。

2 試合開始直後は相手は何を仕掛けてくるかは分からない。先取点を取られないようディフェンスにも意識を集中しよう。

3 レフェリーから自分がどう見えているかを常に意識しよう。

4 残り試合時間が1分を切ったらキープモードに。しっかりと攻め込んだ状態でキープしよう。

5 残り1分を切って負けているのであればリスクを取って勝負しよう。アドバン負けも一本負けも同じ負けだ。
6 試合中は勝ちたい気持ちを全面に出さず、次々と変わっていくシチュエーションにおいてその時のベストなテクニックを最速で繰り出すことにのみ注力しよう。

7 試合では相手の技に付き合う必要はない。自分のカタにはめることで一方的な試合展開を心がけよう。

8 時間と得点はなるべく自分で確認しよう。 セコンドはアドバンまでは教えてくれないかもしれない。
9 自分の身体的、メンタル的特徴に合った戦術を考えよう。

10 試合前は事前に相手の研究をしよう

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