柔道の寝技と柔術の寝技、何が違うの?

2017年12月20日

シュラプネル柔術には柔道上がりの会員さんが何人もいらっしゃいます。
また、私自身も中学生までは柔道をやっていました。
最近では柔道家の方も寝技強化にブラジリアン柔術を取り入れたりしていますね。

同じ道衣を着る組技競技として非常に親和性が高いこの二つの格闘技。
元々のルーツをたどれば同じということもあり、技術的な共通点もたくさんあります。

それでは柔術の寝技と柔道の寝技の違いとはどの辺にあるのでしょうか?
細かい部分での違いを挙げるときりがないので、今回は大まかに2つ挙げたいと思います。

1、柔道の寝技は瞬発的、柔術の寝技はねちっこい

これはよく言われることですね。
柔道の場合は試合での寝技の時間は非常に短いです。
短時間の間に一気に抑え込んだり極めて行かなければならないので競技特性上、一気に力を開放するような力の使い方をする選手が多いのが特徴です。

それに対してブラジリアン柔術の場合は寝技の時間が非常に長いです。
試合時間のほとんどが寝技になる場合も多々あるため、長い時間を使って少しずつ相手を追い詰めていくアプローチが多いのが特徴です。

2、柔道は亀をひっくり返す寝技、ブラジリアン柔術は亀にさせる寝技

柔道の寝技の場合、試合で25秒抑え込んだら一本勝ちです。
それを嫌がる選手はよく亀になります。
その亀になった選手をひっくり返して抑え込んでいく技術が発達しているのが特徴です。

それに対してブラジリアン柔術の試合では、抑え込んでもポイントにはなりますが一本勝ちは出来ません。
最終的には絞め技か関節技で参ったをさせることで一本勝ちになります。
相手から最も一本を取る確率が高いポジションはバックです。
バックが競技柔術において最も重視されているポジションとも言えます。
これはバックグラブがマウントポジションと並んで最も高得点なことからも分かります。

なのでブラジリアン柔術の試合では相手を抑え込んだ状態から更にバックを狙うこともよくあります。

柔道と柔術、同じ道衣を着てやる寝技ですが、コンセプトが違うことによって使う技術も変わってくるのが面白いですね。

柔術家は柔道の良いところを、柔道家は柔術の良いところを取り入れ自身の技術を伸ばしていけたら最高ですね。

ということで柔道家の方も是非お待ちしてますよ。


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