システム化と個人対応 1
現在柔術専門の道場であれば当たり前のようにベーシッククラスとレギュラークラスに分かれていたりします。
内容的には多分各道場ごとに様々な理念の違いがあると思います。
大まかに分けるとカリキュラムをしっかりと作りシステム化している道場とインストラクターの裁量に委ねている道場。
多分日本はまだまだ後者の道場のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。
私自身はギター講師をしていることもありそこで学んだノウハウを柔術の指導の際にも取り入れています。
まずギターの場合初心者の方が最初に入ってきた時に何を教えるかといったらギターの構え方、ピックの持ち方、その後に弦やフレットの説明、そしてチューニングの仕方等を説明していきます。
これは柔術で言えば道衣の着方や帯の結び方、大まかなルールや流れの説明です。
その次の段階で実際に楽譜を読みながら弾いていく段階になると専用のテキストを使います。
そのテキストを使って楽譜の読み方や様々な基礎的なテクニックを学んでいきます。
これが柔術で言えばベーシッククラスになります。
準備運動では受け身やエビ等の基礎的なムーブを学び、また柔術において根幹となる普遍的なテクニックを学んでいきます。
シュラプネル柔術ではこのベーシッククラスにおいて「来たメンバーを見てからテクニックを決める」みたいなことは一切していません。
ギターを教える時もそうですが初めはキチンとカリキュラムに則って体系的に教えていくことが柔術を理解してもらう一番の近道だと私は考えます。
シュラプネル柔術のインストラクターは皆ベーシックテクニックのカリキュラムを共有化しているのでインストラクターによって同じテクニックなのにディティールが異なる、みたいなことはありません。
音楽の世界では先生が変わると生徒が辞めるというのはよくある話です。
勿論その先生の人柄もありますが先生が変わることによって指導方針が変わってしまうことは生徒さんにとってはかなりのストレスになります。
ところが多くの道場では複数のインストラクターが全く異なるディティールで同じテクニックを指導していたりします。
自分が道場を開くに当たってまず一番に考えたのはそこの部分でした。
別に1つのテクニックに対して異なるディティールがあることを否定しているわけでは全くありません。
より理解が深まった段階で様々なディティールを学んでいくことは非常に重要です。
ただ初心者の人に対して必要以上に多くの情報を垂れ流しても混乱を招くだけです。
なので基礎的なテクニックに関しては統一されたカリキュラムを使って指導をすることで誰が教えても指導の内容にブレがないようにしました(この辺に関しては柔術界最大手道場であるトライフォースさんの影響を多分に受けています)
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