打ち込みは機械的に?それとも考えながら?

2016年4月15日


打ち込みと聞いて皆さんは何を想像するでしょうか?
私自身中学校は柔道部に在籍していて当然のように「打ち込み」がありました。
背負いを10回、内股を10回、大内から背負いで10回等・・・
これはただの機械的な打ち込みでしたね。

柔術にはどのような打ち込みが適しているのか。
多分柔道やレスリングのように単調な技の打ち込みだけを練習するよりは様々なバリエーションを増やした方がいいと思います。
これはその他の競技と比べて柔術が比べ物にならないほど膨大な数の技があるという競技特性故なのかもしれません。
勿論最初は単発の技を正確にスピーディーに出来るように練習していった方がいいと思います。
ニースライスパスを例にとってみましょう。

最初はニースライス単体で練習します。
それが出来てきたらニーシールドで防いできた相手への対処、フレームを作られてしまった時の距離の詰め方、エビで逃げられそうになった時の逆サイドへの飛び方等相手のリアクションを予測しその対処に至るまで細かく打ち込み練習していくべきだと私は考えます。

よくクラス中にパスガードの打ち込みを10回2セットやってくださいというと何年も同じパスガードばっかりやっている人がいますがそういう人に限って悲しいことにそのパスガードが上手くなっている人はほとんどいません。
何も考えずに打ち込みをしていてはそれはただの準備運動になってしまいます。

「手より足を使え、足より頭を使え」とは高専柔道で有名な平田鼎先生の言葉ですがその通りだと思います。
自分の頭で考えて技をより良い物にするべく反復し練り上げていく、この作業を面白いと思えるかどうかがブラジリアン柔術における非常に重要な適性なのだと思います。


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