相手との力量の差によって練習の仕方は違う? その2

2016年11月21日

前回の記事では自分より強い人との練習について書きましたが
前回の記事はこちら
今回は自分より弱い人との練習する時にどういった点に注意すべきなのかを書いていきたいと思います。

自分より弱い人との練習について

まず始めに自分より弱い人という言い方はあまり良く思われない方もいるかもしれませんがそこをぼかしてしまうと伝わりにくい部分もあるかと思い、あえてはっきりと書いています。

自分より強い人とのスパーリングにおいてオンオフがはっきりし過ぎている人がいるという話を前回書いたのですがこのような人は自分より弱い人とスパーする時も同じようなことをしてしまいます。

よしこい!みたいな感じでゴロンと寝転びそして簡単にサイドを取らせる。
そしてあからさまに「取らせてやるよ」的な感じで1本取らせる。
取らせた後は全力で潰しに行く。

たまーにいますねこういう人。
正直不毛だと思います(笑)
本人的には相手にも取らせてやってるしお互いの練習になっていると思ってやっているのでしょうが基本的にどちらの練習にもなっていません。

想像力を働かせよう

自分より弱い人とスパーリングする際の基本的なスタンスとしては力の量を合わせてあげること。
これもたまに見る光景ですが「どこからでも来なさい」みたいな感じで初心者の人を相手に正座ベースのまま微動だにしない重量級の人。
柔道上がりのおじさんに多いかも。
三角とか来たらソッコーで担ぐタイプですね(笑)
担いでパスした後は極めを狙うわけでもなくひたすら上から汗をボタボタたらしながら抑えこみ続ける・・(笑)

階級の差があるのでお地蔵さんのように不動のベースを保つことが出来ますがこれが試合だとそうもいきません。
大切なのは「自分が階級が上だからベースをキープ出来ているけど試合ではそう上手くはいかないかもしれない」といった具合に想像力を働かせながらスパーすることだと思います。
相手が襟を引いてきたら背筋で耐えるのではなくあえて少し引かれてその状態から次のアクションに移行していったり相手が右に返そうとしている時に直立で耐えるのではなく「このまま直立で耐えたら同階級の相手にはスイープされてしまうかもしれないから少し左にベースを移そう」と想像力を働かせて実行出来る人は試合でも結果を出していけるのではないでしょうか。

相手の方が弱い場合は様々な方法で練習出来ますが基本的には多く展開を作っていくこと、そしてカウンター等相手のリアクションに合わせたテクニックを多く使っていくといいと思います。
がちっとガードを固めるのではなく少し緩めて相手がパスガードしてくるのをディフェンスする練習をしたりカウンターでスイープを狙ったり・・

パスガードした後もあまりがっちり固めずに相手に動く隙を与えながら極めやより良いポジションを狙っていくと良いと思います。
ブラジル人のトップ選手のスパーリング動画を見ているとこのようなスタンスで練習しているのが良く分かります。
相手を動かしながらそのリアクションを予測しながら極めやよりよいポジションを狙えるようになればもう達人の仲間入りです。

シュラプネル柔術で柔術を始めた方は皆さん達人になってほしいですね。


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