努力は夢中に敵わない

2015年11月30日


この前自分の練習量をFBで見た人から本当に凄い練習量でしたね、大変な努力をされてきたんですね、と言われました。
確かに自分はトップ選手の中でもかなり練習量は多い方だったと思います。
身体はいつも疲れてたし今思い起こしてもきつかったです。
少しでも時間が空いた時は迷わず昼寝の時間に充てていました。
例え30分程でも昼寝が出来ると夜の練習までの回復度合いが違ったからです。

そんな感じで日々の練習の疲れは歳とともにきつくなっていったけどどんな時でも練習自体は楽しかった。
身体が疲れていて練習前は気が乗らない時はあっても始まってしまえばいつも楽しく練習を続けてこれたと思います。
まあ本当に身体が動かない時は2、3本スパーしてすぐ止めたこともありますけど。
スパーは本当に楽しかったし技練習も楽しかった。
出来ない技を出来るようにするために技術練習をしてそれをスパーリングで試す、そしてそれをより強い相手にもかけるために筋力トレーニングも行って‥
全ての練習が強くなるために必要だと実感していたので膨大な練習量も全く苦ではなくむしろ楽しく練習をさせてもらいました。
なので自分としてはあまり「努力」をしたという実感はなくただ「夢中」なだけだったんだと思います。

誰よりも強くなることに「夢中」になれたのは柔術が本当に奥深い格闘技だったからです。
競技からは一線を引いた今でも練習は楽しくて仕方がない。
これは別に柔術に限った話ではないですが何かの分野において一流になれるかなれないかの違いは「夢中」になれるかなれないかの違いなんじゃないかなと思います。

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