ブラジリアン柔術が柔道の寝技の練習に有効な3つの理由

2020年6月18日

こんにちは、金古です。
最近ポーランドの柔道66キロ級の代表選手がシュラプネル柔術に練習に入会しました。

ポーランド政府から援助を受けながら日本に柔道留学している選手です。
残念ながら近いうちにポーランドに帰国するらしく短期での入会ですが、これを機に是非ブラジリアン柔術の寝技を体感してほしいと思います。

ここ最近の柔道のルールは、以前より長めに寝技の時間を取る傾向にあり、その影響で柔道家が寝技強化のためにブラジリアン柔術を取り入れることがすごく増えてきています。
以前は韓国のオリンピック代表候補の選手が寝技強化のためにプライベートレッスンを受けに来てくれたり、短期ながら入会もしてくれました。

柔道の寝技と柔術の寝技、何が違うの?

以前にも柔道の寝技とブラジリアン柔術の寝技のアプローチの違いを記事にしましたが、今回は柔道家がブラジリアン柔術をやることによるメリットを紹介していきたいと思います。

Master1305 – jp.freepik.com によって作成された people 写真

1、ボトムからの仕掛けが上手くなる。

巴投げ等の捨て身技を使用する選手が相手を投げれずにそのまま下になってしまう、非常によくあるシチュエーションだと思いますが、こういった寝技をよく知らない柔道家にとってはなるべく避けたいシチュエーションからもどんどん技を仕掛けていくことが出来るようになります。
背負い投げをよく潰される人なんかも、亀でしのぐだけでなく様々な選択肢を持てるようになります。

2、抑え込みが上手くなる

柔道の練習でも抑え込みの練習はするとは思いますが、寝技に長けた柔術家を抑え込むのは至難の業です。
足が非常に効く柔術家相手に練習することにより、抑え込みの精度も格段に上がります。

3、寝技に自信が付くことにより結果として立ち技も思い切って仕掛けていくことが出来る。

備えあれば憂いなし、というやつですね。
寝技に長けた選手と対戦する場合に「この技失敗して寝技の展開になったらいやだな」と思うとなかなかダイナミックに技を仕掛けることが出来なくなると思います。
最低限の備えを身に付けることで、思いきり技を仕掛けていくことが出来るようになります。

ということで柔道家の皆さんも、寝技強化のために是非ブラジリアン柔術を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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